渋谷駅から若者たちの喧噪を抜けて10分ほど歩いたところにある松濤地区。このあたりは麻生太郎元首相や財界人、有名芸能人などが多く住む日本有数の高級住宅街だが、高さ5メートルほどの塀に囲まれた敷地に、巨大な建物が完成を間近にしている。
広さはなんと270坪。気になる主は楽天会長兼社長の三木谷浩史氏。「時とともに建物が熟成していく深みのあるデザイン」に定評のある有名建築家の城戸崎博孝氏が設計を担当している。豪邸の気になるお値段は、土地・建物で推定30億円超。さすがは見事なお買い物をする。
三木谷氏の総資産は、米フォーブス誌の試算によると約7000億円。新居と同じく、なんともスケールの大きな話である──。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2014年10月31日号