いまや日本人の生活に100円ショップは欠かせない。最近では、よりデザインを重視した品が選べる300円ショップも増えている。この300円ショップの中国版で、ダイソーの手軽さと、ユニクロや無印良品のスタイルを参考にしたと言われる「MINISO(メイソウ) 名創優品」が7月に池袋本店、9月に高田馬場旗艦店を開店した。日本公式HPで唱えるコンセプト「名創優品ブラ歩き」をしに、各店舗へ出かけて買い物をしてみた。
池袋店と高田馬場店で5点ずつ購入した商品の価格は、池袋店で購入したバッグだけ300円だが、他はすべて200円である。
■池袋店での買い物5点
・目覚まし時計―直径15センチほど。単3電池対応で、電池は自分で購入のこと。そのままでも自立するが、壁掛けにもなる。
・電卓―電池のいらないソーラータイプ。購入した水色だけでなく、白、ピンク、黄色など多色展開している。「MINISO」のロゴ入り。
・フルーツメモ帳―果物の切り口がメモ帳になったシリーズ。リンゴやトマトなどが並んでいたが、珍しいタマネギをチョイス。使い方メモとクリップが1個ついてくる。
・鉛筆セット―鉛筆9本と鉛筆削り器、消しゴムがプラスチックのケースに入ったセット。鉛筆にメーカー名の記載はなし。
・ショルダーバッグ―この商品だけ300円。サイズが小さいバッグは200円で売っていた。購入したのはクジラのイラストだが、他にライオンやネコなどほかの動物のかわいらしいイラストも。
池袋店にはほかにブラシやスリッパ、パンプスなど、女性向けの商品がゆったりした間隔で陳列されていた。100円ショップにありがちな、密集した圧迫するような並べ方はされていない。そして、商品をみた女性からの評判も悪くない。
「旅先で急に必要になったけれど定価で買いたくないものってありますよね。でも、他の持ち物とバランスがとれないようなかわいくないものは欲しくない。そういうとき、シンプルなデザインの生活雑貨が200円や300円で買えるなら、利用したいな」(30代の団体職員女性)
一方の高田馬場店は、普段の生活に密着した品ぞろえだ。