スポーツ

PL→巨人ドラ1橋本清氏 PLがプロ養成学校だった時代を語る

 一昨年の大谷翔平(花巻東)や藤浪晋太郎(大阪桐蔭)、昨年の松井裕樹(桐光学園)など、近年、甲子園を沸かせた大物ルーキーが主役となるプロ野球ドラフト会議。23日の開催では、安楽智大(済美)らの指名が競合するとみられる。

 一方で球界の残念な話題がPL学園の廃部危機。甲子園春夏合わせて7度の全国制覇を誇り、ひと昔前の甲子園、ドラフトといえばPL学園の独壇場だった。ところが、今年プロ入りの意思表示をしたのはただ1人。かつては桑田真澄氏(1985年・巨人1位)、清原和博氏(1985年・西武1位)、立浪和義氏(1987年・中日1位)ら、多くのスター選手を輩出したが、それも今は昔……。1987年に巨人へ1位入団した橋本清氏が語る。

「我々は高校の時からプロに入るつもりで、同期の立浪は『どこに指名されても行く』といっていたし、ドラフトが近づくと『巨人のスカウトが来てたでぇ』って盛り上がっていました。PLはプロ養成学校と呼ばれていたくらいで、プロへのこだわりは比べものにならないくらい高かったです」

 しかし、度重なる部内暴力事件や、今は廃止されたPL伝統の付き人制度に象徴される厳しい上下関係が仇となり、有力選手はPLを“敬遠”して他の強豪校へと流れるようになってしまった。PL学園が再び輝く日は来るのか。

※週刊ポスト2014年10月31日号

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン