過去10年で最高となる平均視聴率22.6%(関東地区)を記録したNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』で主人公を演じた吉高由里子(26)が紅白歌合戦の紅組司会に抜擢され、会見では笑顔でこう語った。
「NHKさんが朝ドラヒロイン(の選択)で大きな冒険をしてくれた年として始まって、年末にかけてもう1回冒険をしてくれました」
自らが抜擢されたことを「冒険」と表現したのは、司会初挑戦だからという理由だけではない。
「吉高さんは自他ともに認める奔放タイプの女優です。8月末に行なわれた『花子とアン』の打ち上げでは、酔っぱらって誰彼構わず抱きつく姿が目撃され、撮影現場や酒の席では下ネタで周りに絡む姿もよく見られます」(放送作家)
吉高の下ネタ好きは、過去に何度か紹介してきた通り。吉高がフルヌードを披露した映画『蛇にピアス』に言及した共演者に「私のおっぱい、いいでしょ」と笑顔で応じ、「共演した年上の俳優の乳首を服の上から触って、相手が恥ずかしがるのを楽しんでいた」(同前)といったエピソードに事欠かない。
関係者の間では大晦日の生放送で「暴走」を始めないかが懸念されているのだという。
「実は局内では、今年の紅組司会は朝ドラで主人公の親友・蓮子を演じて話題となった仲間由紀恵さんにお願いする案が根強くありました。過去4回、紅白で司会の経験がある仲間さんに比べ、吉高さんは『今年の顔』であるのは間違いないが、生放送で何をするかわからない」(NHK関係者)
そうした周囲の評判や心配を知っているからこそ、吉高は「冒険」と口にしたのだろう。芸能レポーターの石川敏男氏は大晦日の放送をこう予想する。
「NHKは事細かにきっちり台本を作ることで知られていましたが、最近はある程度アドリブも認めるようになっています。紅白も曲紹介以外はかなり司会の自由になる。ハプニングがあるとすれば回数の多い嵐との掛け合いでしょう」
まさか嵐のメンバーに、飲み会のノリそのままに「最近ヤッてるの?」などと気軽に聞くはずもないが、吉高は会見で「冒険をしたNHKの勇気に挑戦したい」と不敵な笑みを見せている。
総合司会はこれまた『あさイチ』などで数々の下ネタを口にしてきた有働由美子アナだから、ぜひ週刊誌が喜ぶ年の瀬のハプニングを期待したい。
※週刊ポスト2014年10月31日号