『情報ライブ ミヤネ屋』へ生出演し、1年5か月ぶりに矢口真里が芸能活動を再開させた。平均視聴率は関東で10.0%、関西で9.5%を記録し、前日に比べてそれぞれ2.0、2.7ポイント上昇、放送した読売テレビへも賛否両論が寄せられとても反響が大きかったという。しかし、今回の復帰は次の仕事へつながる成功事例と言えるものだったのだろうか。
在京キー局のニュース担当ディレクターは、この日はほかのスタッフ数人と一緒に『ミヤネ屋』を見始めたが、内容が薄すぎると判断し、途中から同日に開催されたプロ野球ドラフト会議に備え始めたそうだ。
「見ていてがっかりした人が多かったんじゃないですか(笑)。1時間以上も喋っていたのに、真相も本音も見えなくて視聴者も共感しづらかったでしょう。数字としては悪くはないですが、すごく良いわけでもない。話題のわりには弾けなかったですね。復帰以上の話題性がないから、番組にすぐ出演をお願いするという方向にもなりづらいのでは」
そして、矢口がロンドンブーツ1号2号の田村淳夫妻に支えてもらったと番組中に発言したことで、しらけてしまったとバラエティ番組の制作関係者は言う。
「あの発言は、田村淳さんが関わる番組で本格復帰します、と言っているようなものでしょう。すぐに浮かぶのはテレ朝の『ロンドンハーツ』ですね。『格付けしあう女たち』のひな壇に座っている姿が目に浮かびますよ。あびる優が芸能活動自粛から復帰して間もなく、あの番組でイメージアップ企画としてマラソンやっていたことも思い出されます。
矢口さんは、モーニング娘。をやめるきっかけになった熱愛騒動の直後もテレビ朝日の深夜番組は休まず続けていたし、六本木のテレビ局が本格復帰の場所になるんでしょう」
リアクションや表情のつくりかたが巧みでワイプが上手いと絶賛された矢口真里は、ロンドンハーツのひな壇でも映りつづけることになるのだろうか。