9月いっぱいでTBSを退社し、フリーになった田中みな実アナウンサー(27)が10月26日から始まる、トークバラエティ番組『ニュースな晩餐会』(フジテレビ系・日曜20時~)のMCに抜擢された。テレビ局関係者はこう話す。
「内田恭子や高島彩など過去の人気女子アナは、当面古巣の局にしか出演しませんでした。高島彩は、フジ系列の事務所に所属していることもあり、未だにほとんどフジテレビへの出演に限られています。退社して1か月も経たないうちに、古巣以外の局でMCを務めるのは異例中の異例です」
いきなりゴールデン帯の司会が決定し、田中アナの未来は明るいように見えるが、そうは簡単に進まないという見方もある。
「日曜夜は、日本テレビの独壇場。同じ20時台の『世界の果てまでイッテQ!』が毎回視聴率20%前後を取る強さを見せている。その影響で、他局の裏番組はほとんど1ケタに終わっています。
最近では、『さんまのスーパーからくりTV』(TBS系)の最終回や『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日系)の2時間スペシャル、アジア大会中継(TBS系)が2ケタを取りましたが、あくまで特番の数字。真裏の1時間番組として勝負を挑むには、あまりにもハードルが高いのです」(同前)
現在、フジテレビの日曜は苦戦中だ。ゴールデン帯で最下位の視聴率に終わることも珍しくない状態が続いていた。
「かつて、日曜20時台はフジの『ジャンクSPORTS』が強かったが、2008年~2009年頃から日テレの『イッテQ!』に取って代わられた。以降、フジは『教訓のススメ』『爆笑 大日本アカン警察』などを繰り出すも、苦戦を強いられています。9月まで放送された『クイズ30~団結せよ!~』も1ケタばかりで、4%台を記録することもあった。
視聴者がついてない枠で始まる『ニュースな晩餐会』が、いきなり『イッテQ!』に勝てるとは思えません。でも、簡単に勝てる相手ではないので、視聴率が良くなくても、田中みな実アナが責任を被る展開にはならない。逆に言えば、もし2ケタが続くようであれば、評価は急上昇するでしょう」(同前)