別に隠れ家風でもないし、高級でもない、東京・渋谷のど真ん中にあるそんなごく一般的なカラオケ店が、その日、一夜限りのとんでもないゴージャスな店となった。
10月23日の夕方5時。同店5階のパーティールームには、滝沢秀明(32才)やV6の井ノ原快彦(38才)を筆頭に、生田斗真(30才)や関ジャニ∞の横山裕(33才)、Kis-My-Ft2(以下、キスマイ)の北山宏光(29才)、NYCの中山優馬(20才)、A.B.C-Zの五関晃一(29才)・河合郁人(27才)・橋本良亮(21才)、Sexy Zoneの中島健人(20才)、Snow ManをはじめとするジャニーズJr.のメンバーなど、総勢約50名が“極秘夜会”をスタートさせていた。
ドレスコードは「スーツ」。平凡な男もスーツを着ると、ちょっとだけイケてるように見えたりするわけだから、イケメン50人がスーツで正装しているなんて、まさにイケメンパラダイス。その輪の中心には、ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏(83才)の姿があった。
「その日、ジャニーさんは、83才の誕生日を迎えたんです。実は、ジャニーさんの誕生パーティーは、これまでほとんど開かれたことがないんですよ。目立つのが苦手なジャニーさんが、ずっと“そんなパーティー、やらなくていいよ”と断っていたそうです。
それでも、“誕生日を祝って、日頃の感謝を伝えたい”という思いから、タッキーが幹事になってこの会を企画したそうですよ。ジャニーさんには直前までパーティーは内緒にしていたんですが、パーティーへ招待すると、やっぱり最初は“行きたくない”と逃げ腰だったそうです」(テレビ局関係者)
タッキーは、自身の舞台公演に出演する「舞台班」と呼ばれるJr.のメンバーにも声をかけていた。「早くジャニーさんに顔と名前を覚えてもらったほうがいい」との思いからだった。
そんな勢いのある若手の活躍もあり、パーティーは大盛り上がり。キスマイのデビュー曲『Everybody Go』や、A.B.C-Zの『Za ABC~5stars~』など集まった面々の持ち歌が次々とリクエストされたという。本人の映像が画面に映し出されると会場のボルテージはぐんぐん上がっていった。ソフトドリンク、それにビールやワイン、シャンパンボトルが次々に空いていった。
パーティーは22時頃お開きになり、参加者たちはジャニーさんを見送るため、店の外まで出てきた。リムジンに乗り込むジャニーさんに、そろって「今日はありがとうございました!」と頭を下げる一同。そんな彼らに満面の笑みを浮かべていたというが、偶然にもそのシーンを目にした幸運な人の話によれば、それはもう壮観の一言だったそう。
ちなみに後日談。彼らがパーティーを開催した部屋は、料理の皿やグラスが驚くほどきれいに片づけられていたという。
※女性セブン2014年11月13日号