松居一代(57才)に初のマネー本『松居流マネーの掟』(主婦と生活社)についての取材に本誌記者が自宅を訪問したところ、びっくりする事態が待ち受けていた。
記者が名刺を差し出すと、「時間がありません。名刺だけちょうだいします!」とやにわに名刺を片手で受け取り、高級車で走り去った。翌日彼女はブログで、≪呆れた女性セブン≫というタイトルで、怒りをあらわにした。≪真実とは異なった報道ばかりをよくも書けるものだと呆れています。(中略)もう一度現れたら名刺をみなさまにもお見せしますね≫とも付け加えられていた。
発端は、本誌10月23・30日号に掲載した夫・船越英一郎に関する記事だ。「『船越英一郎「松居一代からの避難所が消えた」というタイトルで、夫婦喧嘩で家を追い出された船越が“避難所”として足繁く通っていた自宅近くのレストランが移転し、動揺した船越が店に抗議の電話をした――そんな内容だが、これがお気に召さなかったのだ。
実は松居の周囲では「マネーの前に“マナー”をなんとかして…」という嘆きの声が噴出している。
「インタビューをしても、写真やタイトル、文章など、1から10まで全て思い通りにならないと許さないんです。
自分の記事ならまだわかりますが、夫の船越さんのインタビュー記事も、自ら全てチェックしています。船越さん本人の了承を得ていたのに、自分が気に入らないからと、掲載をやめるよう出版社にクレームを入れたこともあります」(ある出版関係者)
実際、これまで本誌の取材に対しても、長男の大学合格といった松居のプラスになるようなテーマの場合は饒舌になり、そうでない場合は冒頭のように一方的にまくし立てられることが少なくなかった。
テレビの通販番組で松居のプロデュース商品を取り扱う際は、写真の角度、宣伝文句、使い方まで微に入り細をうがつ指示をするそうで、松居の笑顔の裏で、スタッフはミスをしないよう戦々恐々としているという。
「自分の商品だけじゃありません。芸能界の人事にも介入しています。過去に夫の船越さんと恋仲を噂された女優に関して、共演をNGにするよう事務所に通達したという伝説まで持っています」(テレビ局関係者)
プライベートでも・女王ぶりは変わらない。会員権が4000万円超という都内の高級会員制ホテルでは、こんな姿が目撃されている。
「レストランのラストオーダーがとっくに過ぎた時間でも、自分のためだけに料理を作らせて部屋まで運ばせるんです。ホテル側も、松居さんの対応には苦労しているそうです…」(ホテル関係者)
※女性セブン2014年11月13日号