高1女子によるバラバラ殺人と加害少女の父親の自殺──佐世保で起きた同級生殺害事件の衝撃は3か月が過ぎた今もさめやらない。加害少女の精神鑑定が続けられる中、週刊ポスト11月14日号(11月1日発売)が少女の事件前の精神状態を示す重要な「メモ」の存在を報じている。
7月26日に起きた惨劇。加害者のA子(16)は現在、佐賀県内の医療施設で鑑定医による精神鑑定を受けている。
同誌が掴んだのは、事件が起こる3日前の7月23日、継母がA子を精神科医の元に連れていく車中で交わした2人きりの会話の内容を、継母が携帯電話でメモした内容だ。初めて明らかになる発言の詳細には、以下のようなやりとりが含まれていた。
〈継母:猫を殺すことが楽しいの? それともその後の解体のほうが楽しい?
A子:後者は付随的なものです。あくまで前者がメイン。
継母:猫で満足できずに、攻撃の対象が人に向かうのではないか、という考え方もあるよね。
A子:猫より人間のほうが興奮する、楽しい。〉
同誌はA子が抱いてきた「殺人願望」について、さらに父親と継母がそこにどう向き合ってきたかを詳しくレポートしている。