男性アイドルの世界の頂点に立つジャニーズ事務所。デビューしているメンバーたちの全員がジャニーズJr.出身だ。
ダイヤの原石だらけのジャニーズJr.だが、現在研修生を合わせると東西で約700人もいるという。自分の代わりは、いくらでもいるわけで、ダンスの振り付けを覚えていなければ降ろされ、他の者にチャンスが行ってしまう。
「そのために1日7~8時間のダンスレッスンに耐え、1度見たダンスはすぐさま踊れるように訓練しなければならないんです。先輩のコンサートに急遽出演することになって、3時間で13曲の振り付けを覚えたJr.もいるほどです」(音楽業界関係者)
そんな懸命な努力をしていても全員がCDデビューできるわけではない。滝沢秀明(32才)はあるインタビューで、後輩たちに向けこんなことを語っている。
《“順番を待つ”って思っているなら、そんな気持ちは捨てたほうがいい。チャンスっていうのは待っていてもこないからね。“チャンスをつくる”ぐらいの気持ちになったほうがいいよ》
チャンスを自ら作り出し、ジャニーさんに認められたのが関ジャニ∞・村上信五(32才)だ。
「村上くんはJr.に入りたての頃、KinKi Kidsのバックダンサーとしてステージに上がったんです。エンディングの時、村上くんはテンションが上がりすぎて主役のKinKi Kidsを差し置いて、ローラースケートでステージ上を滑りまくったそうです。本来なら怒られるような話ですが、ジャニーさんは“YOU! 根性あるよ!”と褒めてくれたそうです」(前出・音楽業界関係者)
※女性セブン2014年11月13日号