さる9月末、全国の約50万人の成人女性を対象にした「県別バストランキング」が公表された。なんと、「最も大きい県」と「最も小さい県」では、なんと4cmもの違いがあった。調査をした老舗下着メーカー「ダイアナ」の広報担当者の説明を聞こう。
「1986年の創業以来、全国800か所のサロンを訪れた20~70歳の女性のプロポーションについて詳細なデータを蓄積してきました。サンプル数は約50万人に上ります。今回、そのデータから県別のバストランキングをまとめました」
おっぱいを格付けした調査は過去にもあったが、50万人ものサンプルを扱った調査は他に類を見ない。まさに「おっぱいのビッグデータ」だ。
「全国おっぱいランキング」のトップ10は以下の通りだ。
【1位】香川県【2位】島根県【3位】高知県【4位】栃木県【5位】愛媛県【6位】滋賀県【7位】福島県【8位】茨城県【9位】青森県【10位】宮城県
ご存じのようにバストの大きさはカップ数で分けられている。
簡単にいうとトップ(乳首)を基準に測った胸囲と、アンダー(バストの付け根)で測った胸囲の差が約10cmならAカップ。そこから2.5cm刻みで大きなカップになり、12.5cmならBカップ、15cmならCカップ、17.5cmならDカップ……となる。
「トップとアンダーの差が最大だったのは香川県で15.602cmでした。これは“少し大きめのCカップ”です。一方、最小は和歌山県の11.326cmで“Bカップに近いAカップ”です。
両県では2カップも違う。女性の体型と向き合ってきた弊社内でも“地域によってこんなに差があったとは”と驚きをもって受け止められています」(同前)
15年にわたって女性のバストの写真を撮り続けている写真家で作家の伴田良輔氏も驚く。
「トップ5のなかに四国の3県が入っているのは意外でした。500人以上の乳房を撮影した私の経験では、地域によって大きさや形が特別に違うとは感じたことがなかったからです」
※週刊ポスト2014年11月14日号