「私学の双璧」として130年以上張り合ってきた名門のパワーバランスに異変が生じている。かつての拮抗したライバル関係が崩れてきているというが、真の「大学の実力」は学力やスポーツだけでは計れない。本誌は独自の指標で、早慶のOB・学生の“優劣”をあぶり出した。
東大、早稲田、慶応OBのみ入会可能なコースを持つ結婚相談所「アニバーサリーパートナー青山(東早慶倶楽部)」の真央侑奈社長によると成婚率は早稲田がハナ差で勝利する(早稲田53%、慶応47%)。
「早稲田はチャレンジ型の男性が多く見合い回数が多い。そのため成婚率も上がる。一方の慶応は現実的に家柄や条件を考え相手をじっくり選ぶため成婚が遅くなりがちです」(真央社長)
求める相手にも早慶カラーの違いが現われる。
「慶応はブランド志向が強く、親が医師や経営者など女性の家柄を重要視します。華やかさより家系重視です。早稲田はモデルやキャビンアテンダント、元宝塚など華々しい職業の女性を求める。現実的な慶応に対し、早稲田はロマンチストです」(前出・真央社長)
※週刊ポスト2014年11月14日号