文化祭シーズンを迎え、全国各地の学校で、子供たちの歓声が聞こえている。11月2、3日、学習院女子中・高等科(東京・新宿区)でも文化祭・八重桜祭が行われた。
初日の2日、愛子さま(12才)が登校されたのは午前9時50分過ぎ。他の生徒たちは通常通り8時20分までに登校しているため、“不規則登校”が伝えられる愛子さまは、この日も遅刻された。
この4日前の10月29日、雅子さまは11年ぶりに宮中晩餐会に出席されたが、この日は学校に姿をお見せにならなかった。
「文化祭に行かれなかったのは、この日まで皇太子さまがご公務で長崎を訪問されていたこともあると思いますが、やはり久しぶりの晩餐会のお疲れもあったんだと思います」(宮内庁関係者)
国賓として来日したオランダ国王夫妻を歓迎するために、天皇皇后両陛下が主催された晩餐会には、両陛下や皇太子ご夫妻をはじめ皇族がたや安倍総理ら163人が出席した。雅子さまは美智子さまの隣に座られ、純白のドレスに身を包まれていた。
「雅子さまは朝からお声をかけづらいくらいに緊張されていました。東宮御所を出発されるときも、お車のカーテンを開ける余裕がないほど、表情がこわばっていらっしゃいました。また会場に入られたときに髪形が少し乱れていました。なんといっても11年ぶりのことでしたからお気持ちにゆとりはなかったんでしょうね」(前出・宮内庁関係者)
だが、いざ晩餐会が始まると、雅子さまは卓越した語学力でコミュニケーション能力を遺憾なく発揮された。
「ブランクを感じさせないくらい、堂々とされていました。お隣に座っていたオランダ外相に笑顔で話しかけられ、ときおりジェスチャーも交えて、英語で懇談されていました」(前出・宮内庁関係者)
しかし、晩餐会の裏では、一部、不安な場面もあったという。
「テレビなどでも映されたパーティーを“本席”というんですが、その後、場を移して“後席”という懇談が催されました。ところが、これには雅子さまは欠席されていて、国王夫妻がお帰りになる際に再びお出ましになられてご挨拶されたそうです。これは雅子さまの病気に対する理解が深く、また親交が深いオランダ国王夫妻だったからこそ許されましたが、このようなことは他の国では失礼に当たりますから難しいですよね…」(前出・皇室記者)
いまだ雅子さまのご体調が万全でないことを如実に物語るエピソードだ。
※女性セブン2014年11月20日号