さる9月末、全国の約50万人の成人女性を対象にした「県別バストランキング」(下着メーカー「ダイアナ」調査)が公表された。本誌はその結果から、「おっぱいの大きさと県民性の謎」の解明に挑戦した。
「全国おっぱいランキング」のトップ10は以下の通りだ。
【1位】香川県【2位】島根県【3位】高知県【4位】栃木県【5位】愛媛県【6位】滋賀県【7位】福島県【8位】茨城県【9位】青森県【10位】宮城県
医学博士で医療ジャーナリストの森田豊氏がアドバイスする。
「食べ物の摂取がバストアップに直接作用するとは言い切れませんが、女性ホルモン(エストロゲン)の化学構造とよく似ている大豆イソフラボンの消費量が多い地域との相関を調べてみてはどうでしょうか」
そこで、まずは大豆食品の代表格「豆腐」の1世帯あたりの消費金額を調べてみた。全国の県庁所在市と政令指定都市のランキングトップ10を見ると、5位に松江市(バストランキング2位の島根県)、6位に高知市(同3位の高知県)、10位に松山市(同5位の愛媛県)となり、なるほど豆腐の消費量が多い県はバストランキング上位である。
大豆由来の「しょうゆ」の消費ランキングはどうか。2位が松江市(同2位の島根県)、3位が高松市(同1位の香川県)と続くが、「豆腐1位」の盛岡市(岩手県)はバストで15位、「しょうゆ1位」の山形市(山形県)はバストでは36位。これも決め手に欠ける。
「ピンクリボンブレストケアクリニック表参道」院長で、乳腺科が専門の島田菜穂子医師は睡眠時間との関係性を指摘する。
「胸の発育を促進する女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌は夜間の睡眠中に高まります。つまりバストの大きさは睡眠時間との関連が深いはずです」
総務省による県別の「平均睡眠時間」の調査によると、バストランキングで3位に入った高知県が7時間54分で全都道府県中2位の長さ。全国で最も睡眠時間が短い神奈川県は、バストランキング43位と下位だった。
7500人以上の経験人数を誇り、AVのナンパ作品で全国の女性と関係を持ってきたAV男優のしみけん氏はこんな分析をする。
「僕の経験上、遊び場の少ない田舎で、暖かい海に近い地域に住む女性ほど巨乳が多い気がします」
※週刊ポスト2014年11月14日号