創建350年を超える東京・麻布十番のある古刹で、最近、川島なお美(53才)の姿がよく見られている。
「こちらに生前墓を購入されるそうなんです。ご主人(鎧塚俊彦氏・49才)と一緒に入るために、今から用意しておくみたいです」(お寺の関係者)
彼女がこの寺の墓を購入することになった背景には、政界、財界、音楽界、芸能界の名だたる大物による“墓友”リレーがあった。
もともとこの寺に墓を持っていたのは、元文部大臣で自民党政調会長も務めた与謝野馨氏(76才)だった。彼はその後、友人で経営コンサルタントの堀紘一氏(69才)にこの寺の墓地を紹介、堀氏も気に入り、ここに墓を購入した。
そこから、年齢も宗派も問わない、“死後の仲間”という輪が広がっていった。
「堀さんが、友人で作曲家の三枝成彰さん(72才)に紹介したら、彼も堀さんの隣に墓を買いましてね。今度は三枝さんが元防衛大臣の森本敏さん(73才)と俳優の奥田瑛二さん(64才)に紹介して、その2人もまた、この寺に墓を買ったんです」(三枝氏の知人)
こうして仲間内でどんどん広がっていき、いつの間にか墓地の一角に、“お墓の長屋”ができるほどになったのだという。
そしてこのたび、川島を輪に加えたのが、俳優仲間の奥田だった。
「“地味めの俳優”というイメージのある奥田さんですが(笑い)、芸歴40年、出演映画60本超というキャリアで、とにかく顔が広いんです。川島さんとは、旦那さんも含めて家族ぐるみのつきあいをしていたので、“夫婦一緒に、ぜひこの墓地へ”と声をかけたそうです」(奥田の知人)
こうして“墓友”となった一同は、10月10日、全員の共著で『私の死生観』(角川書店刊)を出版。各々の死への備え方や、「あの世でも仲よくしよう」という誓いを綴り合うまでの間柄になった。
「今では、皆さん定期的にお寺に集まって、一緒にお墓参りをされています。それぞれ奥さんや旦那さん、お子さんまで連れてきてね。お墓参りの後は、必ず宴会になだれ込んでいます(笑い)」(前出・お寺の関係者)
※女性セブン2014年11月20日号