11月2日、東京・日本武道館で、TOKIOがデビュー20周年記念ライブツアーの最終公演を行った。1994年9月21日にデビューしたTOKIOにとって日本武道館は、同年11月2日に、デビュー後初のライブを行った、“聖地”ともいえる場所だった。
その客席から、万感の思いで彼らを見ている5人がいた。嵐の二宮和也(31才)、櫻井翔(32才)、大野智(33才)、相葉雅紀(31才)、松本潤(31才)だ。プライベートでも、松潤は国分とフットサル仲間で、相葉と山口はサーフィンをしたり、飲みにもちょくちょく行く関係。またニノは「松にぃ(松岡)になりたい」と言うほど惚れ込んでいるのだが、その理由は「得意のマジックを最後までちゃんと見てくれるいい人だから」(ニノ談)。
そんなTOKIOとの関係を、最近雑誌のインタビューで大野がこう語っていた。
《俺が初めて立ったステージが、TOKIOの初の武道館。『時代をよろしく!』のとき外周でスモークで滑って転びました》
大野だけでなく、嵐の5人にとってTOKIOは、1999年にデビューして以来、変わらない“アニキ”だった。
ジャニーズ事務所には、厳しくも温かい先輩後輩関係があることは有名な話。Jr.時代は、先輩から後輩へ洋服が段ボールいっぱいにプレゼントされたり、息抜きに先輩が後輩に食事をごちそうすることなどが本人たちの言葉で語り継がれてきている。
嵐にとってはそれがTOKIOだった。
「実は嵐はデビュー当初、人数が同じということもあって、TOKIOの衣装のお下がりを着てステージに上がっていたんですよ」(芸能関係者)
ニノは城島のお下がりだったため、袖にはそうめんのようなフリンジがついていることが多かった。松潤は長瀬のお下がりで、短パンが多かったという。実はその短パン、ファンの熱望も大きく、今回長瀬が披露する予定だった。しかし、「見せられるような足じゃない」と長瀬の強い主張で却下になったという(残念!)。
「櫻井くんは山口くんの衣装だったからずっと袖なし。櫻井くんがいまだにノースリーブスタイルでライブに出ることが多いのは、山口くんから継承された“意志”なんですよ(苦笑)。そして背格好がほとんど一緒という理由で、国分くんのお下がりは大野くんに渡っていました」(テレビ局関係者)
前述したように、嵐は松岡のことを「松にぃ」と呼ぶが、これは相葉が言い出した。そのふたりのつながりこそ「お下がり衣装」。ちなみに松にぃナイズされたパンツは、相葉にはいつも太めで、お直しが必要だったという。
※女性セブン2014年11月20日号