“性の改革開放”も進む中国。中国・湖北省にある武昌理工学院に見られるように、大学内に設置されたホテルで、アルバイトの女子大生による男性向けの性的なサービスが行なわれることもあるというが、実はそうしたキャンパス内の乱倫は、中国では珍しくない。「周末二(週末愛人)」と呼ばれる、学生と愛人の二足のわらじを履く女子大生が急増しているのだ。週末愛人とは講義のない週末に富裕層の男性と愛人関係を結ぶこと。
ネットを覗けば、そんな「学生バイト愛人」を紹介するサイトがすぐに見つかる。仲介にはもちろんカネがかかり、「成功した裕福な男性と若く美しい女の子が出会える最大級のサイト」に公開されている料金表を見ると、女子大生を愛人にしたい男性の会費は3万元(54万円)からと書かれている。
近年では、大学名と料金を記した「詳細価格表」なるものをまとめていた大学生愛人専門の斡旋業者の存在も明るみに出ている。それによると女子大生の“お手当て”は、下は2万元から上は60万元(1000万円以上!)と幅広い。
中国の性事情に詳しい邱海濤(きゅう・かいとう)氏は、最近の若い女性が持つ男性嗜好の変化も週末愛人を増やしていると指摘する。
「中国には『大叔控(ダーシューコン)』という言葉があります。オジサン好きの女の子という意味です。成熟していて思いやりがあり、なおかつお小遣いをくれる中年男性との交際を望む女子大生は近年明らかに増えています」
※週刊ポスト2014年11月21日号