かつては親友のように仲がよかったママ友同士がある日突然、口もきかなくなり、派閥に分かれて敵対しあう…。泥沼化した江角マキコのママ友トラブルにも、こんな裏事情があったことが報じられている。
弁護士でフラクタル法律相談所代表の堀井亜生さんのもとにも、こんな相談事例があったという。
「お受験仲間で、一緒に有名小学校に入ったママ友に仲間外れにされ、人間関係に悩んで精神的に病んでしまったと、旦那さんが奥さんを連れていらしたことがあります。ママ友は非常に狭い人間関係なので、そのなかで仲間外れにされたら、お母さんとしては終わりなんですね。でも、子供を学校に行かせないわけにはいかない。だから余計につらい」
仮に陰湿ないじめが原因で引っ越さなければならなくなった場合でも、「因果関係を立証するのが難しいので、引っ越し費用の請求は難しいでしょう」と堀井さん。もはややられ損…。陰湿いじめを避けるにはどうすればいいのか。
「突然の無視や仲間外れを恐れるのなら、最初からグループに入らないことをおすすめします。つかず離れずのママは特別いじめられたりしないので、無理をして仲よしのママ友をつくろうと考えず、最初から適度な距離をとっておくほうがいいでしょう」(堀井さん)
また、仲間外れにされた時の対処法について、『ママ友おつきあいマナードリル』の著者で教育ジャーナリストの西東桂子さんはこう話す。
「『私、何かしちゃったのかなぁ?』と正直に聞いてみることです。『あなた、あの時、あんなことしたじゃない。あれすごく顰蹙を買ってるよ』って教えてもらえたらラッキー。
明らかに自分に非があったら謝ってもいいし、だいぶ時間がたっていて“今さら謝るのはおかしい”というのなら、今後に生かせばいい。そして、教えてくれた人には『教えてくれてありがたいわ』と言う。すると他のママさんたちにも『あの人、言ったらわかってくれたよ』と広めてくれるかもしれません」
※女性セブン2014年11月27日号