日本だけでなく世界中からファンが駆けつけ、2日間で3万人を動員した嵐のハワイLIVE。その舞台裏が、11月7日に放送された『嵐 15年目の告白 LIVE&DOCUMENT』(NHK)で明かされた。
初日となった9月19日(現地時間)、ライブ中盤で『Happiness』など数々のヒットナンバーを披露している時、二宮和也(31才)は大きなアクシデントに見舞われていた。
二宮和也(31才)「もう足がしびれちゃってダメだ」
櫻井翔(32才)「ニノどうしたの?」
スタッフ「腰やっちゃったって。左足がしびれて」
その時ニノに何が起きていたかを、あるテレビ局関係者が明かす。
「足が肉離れを起こしたせいで、腰まで痛めてしまったんです。ニノはもともと腰の筋肉が細く、番組本番中、マイ座布団を敷いて座ることもありますし、前屈みになれず、他のメンバーが靴紐を結んであげることもあるんですよ」
『Monster』という曲では、当初メンバーはステージの下からジャンプしてステージに登場する演出だった。
「ニノは“大丈夫”と言い続けたんですが、松潤がジャンプなしでいこうと提案した。それにみんなが賛成して初めて、ニノは“本当にいいの?”って聞いたそうです」(番組関係者)
その時のことをニノはこう振り返っている。
「もちろん痛いしつらいけど、自分たちが何かをするときにお金をいただく行動っていうのは、この時間にお金を払ってもらっているものだと思ってるから、その時間を自分たちが預かっている時に、自分の理由でクオリティーを下げたりすることは許されないと思ってる」
これまでもニノは腰に爆弾を抱えながらステージに立ち続けてきた。ある舞台ではコルセットを巻いてステージに立ち、痛み止めの注射を打つときもあったという。またある映画の撮影現場では、杖をついて歩いていたこともあった。
彼がそうまでできるのは、大野智(33才)の言葉が支えになっているからだと前出の番組で明かした。
2002年頃、嵐が波に乗り切れていない状況を打破すべく、一度仕事や生活を全部ゼロにしようと話していた時のことだった。大野は「嫌だ」と言い張り、こう言ったのだ。
「今、目の前にあることを頑張れないやつが何を頑張れんだ」と――。
「ハワイライブ初日の夜は、関係者を招いての食事会があり、もちろんホストは嵐でした。でもニノは次の日のライブを考えて、“ひと足先に帰らせていただきます”ときちんと挨拶を済ませてホテルへ帰ると、部屋で腰の治療をしていたそうです。
しかし次の日は嵐のような大雨となって、ただステージを歩くだけでも足や腰に負担がかかりますから、ニノにとってはかなり過酷な状況だったはず。でも彼は一度も、“痛い”という言葉を口にしなかったそうです」(前出・テレビ局関係者)
※女性セブン2014年11月28日号