今年の野球シーズンが終わったが、日本各地でプロ野球からの選抜メンバー「侍ジャパン」とメジャーリーグからの選手が参加するMLBオールスターチームが対戦中だ。日米野球でMLB代表として来日した2人には妙なニックネームがある。
和田毅はカブスに移った今年、ようやくメジャーリーガーの仲間入りを果たして、来季1年400万ドル、プラス200万ドルの出来高契約をものにした。最初はマイナー契約だったことから、カブスファンから「バーゲン男」と称賛されている。
対するマリナーズ・岩隈久志のニックネームは「催眠術師」。低めの制球はメジャーでもトップクラス。打たせて取るピッチングは健在で、自在に決める四隅のストライクゾーンは「クマゾーン」とも呼ばれている。
「今季は開幕前の故障の影響で5月から投げたが、15勝を挙げメジャーでの自己最高をマークした。フル出場なら20勝も可能な計算でしたから、来季のさらなる飛躍は間違いないでしょう」(MLB研究家の福島良一氏)
※週刊ポスト2014年11月28日号