年を重ね、その妖艶さは増すばかり。最近の露出の多さと輝きは、10代でヌードを披露して世に衝撃を与えた時以来の宮沢りえ(41)「第2次黄金期」到来といえる。
東京国際映画祭では、最新映画『紙の月』の演技で最優秀女優賞を受賞。そのオープニングイベントに胸元がパックリ開いたシースルードレスで現われると、観客からはどよめきが起こり、まばゆいフラッシュの光に包まれた。
充実する大人の色香は話術にも滲み出る。タモリ(69)の新番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系・日曜夜11時15分~)での一幕は、観る者をうならせた。
同番組で、りえは東京・湯島界隈のひなびたバーのママという設定。和服を涼やかに着こなして、客としてやってくるタモリやゲストを相手に、毎回まったりとしたトークを繰り広げる。中でも下ネタをドンドンふっかけてくるタモリをあしらう女っぷりがたまらない。
第2回(10月26日放送)では、「着物を脱がせるのが大好きなんだよね。体に帯のひものあとが線みたいについてるのがいい」と第1回(10月19日放送)で力説していたタモリに対して、恥じらい気味の微笑を浮かべながら囁いた。
「あの夜脱いだ時に(自分の体に)ありました、ひものあと……」
これにはタモリのみならず、ゲストの井上陽水もドキリとした表情。一瞬の静寂のあと、スタジオは大いに盛り上がった。ネット上でも「色っぽさ半端ない」「インテリのエロは最高だ!」「素敵すぎる~」といった賞賛の声が相次いだ。芸能関係者がいう。
「実はりえさんとタモリさんの“エロトークの歴史”は古いんです。20年以上前に2人が初めて会ったとき、タモリさんはりえさんがあまりに綺麗だからということで、“チラチラ見るのも失礼なので、2分間ずっと見ててもいいですか?”と聞いたらしい。
するとりえさんは“えぇ、どうぞ”とサラリと返した。それ以来、タモリさんは“この子は凄い”と一目置いている」
若かりし頃から持っていた「魔性」が、熟女となり花開いたということか。この知的な色香、必見である。
※週刊ポスト2014年12月5日号