胎内・中間生記憶の研究を20年続ける産婦人科医の池川明さんと、『幼児教室ほくと』を運営し、胎内記憶・中間生記憶についての研究を続けるかがみ知加子さんが声をそろえるのが、「父親を選んで生まれてきた」という子は皆無に近いということ。
世のお父さんが嘆くであろうこの残念な結果は一体なぜなのか。
「子供にとっては、産んで育ててくれる母親は、やはりいちばん大切な人。父親は、その母を幸せにし、支えるための存在と考えられているようです。そのため、母を不幸にするような父親なら、いなくてもいいと思う子供も多いようです」(かがみさん)
どうやら、子供は、父親の言動も空の上から見ているようなのだ。一方で池川さんによると、こんな子供も。
「前世で父と出会っていた。今世でこの父のもとに生まれないと、もう二度と会えないことを知っていたので、この父を大切にしてくれる女性を選んで、そのお腹に入った。どうしても、もう一度父に会いたかった」(A子さん・当時30才)
父親は妻を大切にしないと、子供の方から先に愛想を尽かされる可能性があるのかも。とはいえ、こういう例もあるのでお父さんもめげずに子供たちに胎内記憶について聞いてみてはいかがだろう。
※女性セブン2014年12月4日号