専業主婦のA子さん(41才)には、10才の誕生日を迎えた娘の希望で通い出したピアノ教室に“運命の出会い”があった。
「その教室でお友達になったのが隣町に住むB子ちゃんママ。家族同士でつきあってホームパーティーをしたり、遊園地に出かけたりと、いいママ友ができてうれしかった」
しかし、A子さんには次第に劣等感が生まれるようになったという。
「B子ちゃんパパは家族思いで、仕事もできるやさしい旦那さま。B子ちゃんはピアノもお勉強もできる。B子ちゃんママは、ホームパーティーにいつも手の込んだお料理やお菓子を持ってきてくれ…もう絵に描いたような理想の家族。しかも今もちゃんと“夫婦関係”があるらしくって。娘ができて以来すっかりご無沙汰な私は、本当にうらやましくて仕方なかった」
そんなA子さんに思いも寄らないチャンスが訪れた。
「B子ちゃんの家に遊びに行くと、カレンダーに旦那さんの出張スケジュールが書かれていました」
A子さんは、出張先を訪ね「相談事がある」と食事に誘った。そしてそのまま強引に関係を持つことに…。
「B子ちゃんパパは頼まれるとノーと言えない人。私が泣きながら『今晩だけでいい』と懇願したので無下にできなかったんでしょうね。その後は、もうこうなったらイヤな女になってやるとヤケになり『奥さんに全部バラしちゃいそう』と半ば脅しのようなことを言って、関係を続けています。
最近では、B子ちゃんパパの口から、『妻が些細なことで怒鳴るから言い争いになった』とか『凝った料理ばかりで落ち着かない』という愚痴も出てくるようになりました。そんな話を聞くたびに私の劣等感は消えて、今では優越感に満たされているほど。でもB子ちゃんママのことは嫌いじゃないし、バレる前に終わりにしなきゃと思っています」
※女性セブン2014年12月4日号