女子高生(JK)がマッサージをする「JKリフレ」は、2012年12月に18歳未満が働くことが禁じられたが、その後もJK産業は細分化した形で各地に存在している。たとえば女子高生が談笑している様子をマジックミラー越しに覗く「JK見学店」、個室で客と女子高生が二人きりになり、体臭を嗅ぐなどのきわどいメニューが売りの「JKコミュ(※注)」……JKリフレの亜種の発達はとどまることがない。
【※注】JKコミュニケーションの略。女子高生との親密なコミュニケーションを売りとする。過激なオプションを揃えた東京・高田馬場の店が10月に摘発された。
JKリフレの発祥の地といわれる秋葉原は取り締まりが厳しくなっていて、18歳未満の女子高生にはめったにめぐり会わないが、取り締まりが緩いエリアもある。埼玉・越谷に住む17歳の女子高生・美紀(仮名)は、今年の夏休みの大半を池袋のリフレ店で過ごしたという。
「店内の待機所はエアコンも効いているし、シャワーもあるんです。でも、そこに泊まると仕事をしなくちゃいけない。オプションでお客さんと“お散歩”に行くと、必ずといっていいほどホテルに誘われますね。『やってもいいかな』と思える相手なら交渉します。だいたい2万円から交渉するんだけど、値切られて1万円でOKすることが多いです」
美紀は夏休みの間、家にはほとんど帰らなかったが、親はそれほど心配しなかったという。
※週刊ポスト2014年12月12日号