最近「糖質オフ」や「カロリーオフ」などのお酒商品が多数出ているが、太りにくいお酒の選び方と飲み方はあるのだろうか。太りやすいと一般的に言われるのが醸造酒だ。これは、原料を酵母で発酵させたお酒。原料に糖質や栄養素が含まれるのでカロリー高め、糖質量が多め。ビール・日本酒・ワイン・マッコリなどが代表格。
飲んでも太りにくいのは蒸留酒だ。発酵後、一定の温度で温めて揮発するアルコール分を抽出したお酒。カロリー低め、糖質量も少なめ。代表格はウイスキー・焼酎・ウォッカ・ジンなど。
「そもそもお酒は飲み過ぎなければ太りません」――そう語るのは、ダイエットセラピストで『飲み会を断らない!究極のオヤジダイエット』(自由国民社刊)などの著書がある小林一行さん。小林さんは、好きなお酒を我慢せずに半年で14kgやせた。小林さんは、注意点をこう語る。
「アルコール由来のカロリーは体内に吸収されず体熱となって発散されます。ただし、穀物が原料のビールやカクテルなど醸造酒は、糖質が高めなので飲み過ぎ厳禁。また、カロリーが低くても人工甘味料など甘い糖類が含まれているお酒も注意。糖類オフは糖質が含まれている可能性があるので糖質オフがおすすめです」
また、分かりにくいのが「糖質」と「糖類」の違いだが、小林さんはこう説明する。
「“糖質”は炭水化物から食物繊維を除いたもの。“糖類”は砂糖や果糖、ブドウ糖など。お酒を選ぶなら糖類0より、糖質0のほうが太りにくい」
※女性セブン2014年12月11日号