12月14日投開票の衆議院選挙で新潟4区は前回初当選を果たした自民党・金子恵美(めぐみ)氏と比例復活に回った民主党・菊田真紀子氏の美女対決が話題になっている。
菊田氏といえば10月末の衆院本会議で質問に立った際、宮沢洋一・経産相の資金管理団体による「SMバー」への支出について、「口にするのも汚らわしいところに政治資金を支出していた」と表現したことが物議を醸した。ある新潟県議が明かす。
「菊田さんは党のベテラン議員から、『性関連産業の話は男の議員は発言しにくい。女性から強く批判してほしい』といわれ、無理して強い言葉を選んだと聞く」
が、SMバーもSM行為も違法でもなんでもない。個人の性の嗜好を「口にするのも汚らわしい」と全否定する言い方は不用意すぎた。菊田氏の物言いに批判が噴出した。
では、金子氏はSMについてどう考えるのか。本人を直撃しようとしたところ、地元事務所長が記者の質問を引き取って代わりに応対した。
「金子が菊田先生のSM発言について言及したことはありません。『SMも立派な仕事だ』とのご意見がありますが、まぁ金子もそれと似たような考えだと思いますよ。みなさん、ご趣味はそれぞれですから」
と、ややSMに寛容な答え。地元では「竹を割ったような性格」と評される金子氏だが、「SMへの見識」も堂々と打ち出せば、支持する有権者も多いのでは。
撮影■田中麻衣
※週刊ポスト2014年12月12日号