シーズンが佳境を迎えても、いまだ女子フィギュア界の主役はスペインの人気フィギュア選手ハビエル・フェルナンデス(23)との交際宣言で世間を驚かせた安藤美姫(26)、そして休養中ながらCMやバラエティ番組に引っ張りだこの浅田真央(24)だ。
浅田をめぐっては、水面下でテレビ各局の激烈な争奪戦が始まっている。
「真っ先に名乗りを上げたのは日本テレビ。視聴率低迷が続く『NEWS ZERO』が欲しがっている。山岸舞彩の代わりに真央を起用できれば、裏の『NEWS23』(TBS系)にも対抗できると大きな期待を寄せている。
日テレは喋りがさほど上手くなかったバドミントンの陣内貴美子を『news every.』のメインキャスターに育てた実績があるだけに、“真央を第2の陣内に”と目論んでいる」(テレビ局関係者)
もちろん他局も黙っていない。GPシリーズの放映権を持つテレビ朝日、全日本選手権を中継するフジテレビは、コネクションの強さでアドバンテージを持つ。さらにフジは、姉の浅田舞(26)が系列の『東海テレビスーパーニュース』のキャスターを務めている。
「テレ朝もフジも、一番の希望は真央の競技復帰です。だから積極的に動いていなかった。しかし、“他局に取られるくらいなら”と、一気に獲得に動き始めた。今のところ姉を囲っているフジが一歩リードでしょう」(前出・テレビ関係者)
休養中の浅田は現在も日本スケート連盟に選手登録している。キャスターになることは現役引退を意味するが、浅田家に近い人物からはこんな声が漏れてくる。
「真央は競技から離れた生活を満喫している。来シーズンの復帰はないだろう」
その一方でこんな仰天プランまで囁かれている。
「レギュラー出演はともかく、来年1年間キャスターを務めた後、2018年の平昌五輪(韓国)を目標に、再来年に復帰することも可能だろう」(フィギュア関係者)
似たようなケースを辿った例としては、キム・ヨナが挙げられる。
※週刊ポスト2014年12月12日号