高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、高須院長が11月に西原理恵子さんとともに訪れた、ダラムサラのチベット亡命政府での様子をうかがいました。
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──そもそも、チベット亡命政府訪問のいちばんの目的は何だったんですか?
高須:4月にダライ・ラマ猊下が高野山大学で法話をなさったとき面会させていただいて、チベットから亡命政府に逃げてきた孤児たちを支援するために僕が理事長をやってる「かっちゃん基金」から寄付をしたんだよ。そしたら本当に喜んでもらえてねえ。後から、チベット亡命政府から連絡がきて、高須奨学金を作ってくれたっていうの。それで、是非とも子供たちと会ってほしいということで、招待していただいたんだよ。
──チベット亡命政府から直々に招待されたということですよね。つまり国賓じゃないですか!
高須:そうなんだよ。ちゃんとした招待状も届いて、本当に光栄なこと。国賓は初めてだったし、西原理恵子が理事長をやってる「高須克弥記念財団」からも追加の寄付もさせてもらったよ。
──ダラムサラにはどうやって行ったんですか?
高須:インドのデリーから古い飛行機で行ったんだけど、西原と2人でホント怖くて。「大丈夫かよ?」って(笑い)。でも、インドのパイロットは上手だったよ。全然揺れなかった。ただ、あの飛行機は多分もう寿命だと思うけどね(笑い)。それで空港に着いたら、亡命政府の役人がランドクルーザーみたいな車で迎えに来てくれてた。
──そこから車でダラムサラに向かったと。
高須:山の奥なんだけど、温泉街みたいなところで、小さなホテルがいっぱいあるんだよ。ダライ・ラマ猊下に会うために、世界中から仏教徒が訪れるんだってね。ちょうどぼくたちが行ったときは、韓国から団体で仏教徒が来ていたよ。
──院長のブログやツイッターを見ると、ものすごい歓待だったみたいですね。
高須:そうそう。着いた初日にすぐ亡命政府の首相やら財務大臣やら閣僚が集まって、そのまま食事会を開いてくれたんだよ。で、首相に「美容整形手術をしてあげる」って言ったら、「する」って。来年、来日したら美容整形をする約束をしてきた(笑い)。
──ダライ・ラマ猊下との接見はいかがでしたか?
高須:いやあ、今回も感動したよ。でも、ダライ・ラマ猊下と会った後、現地の学校を訪問したら、右足を怪我しちゃってね。
──ブログでも書いてましたよね。本当なら複雑骨折をしてもおかしくないくらいの状況なのに、そこまで大きな怪我にならなかった、って。
高須:そうなんだよ。ギプスも何もしないでいたのにもうほとんど治ったし、普通に歩けるよ。亡命政府の人には「ダライ・ラマ猊下に祝福を受けるときには、何かよくないことが起きることがある」って言われたんだよ。骨折をするとか、熱を出すとか、そういった形で悪い業が抜けていくんだってね。そういえば、初めてダライ・ラマ猊下とお会いしたときには西原が熱を出したし、今回のぼくの骨折もそういうことだったのかもしれない。でも、奇跡的に複雑骨折にはならなかったし、早く治ったのもダライ・ラマ猊下の御加護があったからなんだろうね。怪我治癒のありがたい仏画もいただいたんだよ。