11月17日発売の『週刊ポスト』のスクープで発覚した警察官同士の「交番セックス事件」。
同誌によると、ある日の昼間、都内の交番で1人勤務中の若い男性警官の元に、非番の同僚婦人警官(20代前半)が訪れ、寝具が置かれた宿直室で情事に耽ったという。ふたりは内規上の処分を受けてすでに辞職している。
市民の安全を守らずに、秘め事を楽しんでいたことには、怒りを通り越して呆気にとられるばかりだが、そうした「欲情不祥事」は警察だけで起こっているわけではない。
2012年4月には、大阪府内の公立小学校の男性教諭(当時29才)と女性教諭(当時28才)が教室内で勤務時間外の夜に性行為に及んでいたことが発覚した。ふたりは府教委に、その理由を「気持ちが高ぶってしまった」と話していた。
両者は、ともに同年4月25日に停職3か月の懲戒処分を受け、同日付で依願退職した。
また、密室ではなく、海水浴場や公園などで性行為に及ぶ人もいる。不特定多数の目に触れる場所で性行為に及んだ場合、公然わいせつ罪で逮捕される。6か月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。れっきとした犯罪だ。社会心理学者の碓井真史さんは言う。
「最近は他人に興味や関心のない人たちが増えています。だから人目を気にしない。信号待ちの交差点でキスをするカップルは今や当たり前のように見かけます。セックスも同様の感覚でしてしまう。悪いことをしているという自覚がないんです」
こうしたモラルなき男女はそこら中にいるようだ。都内の主婦A子さん(60代)は先日、大阪に帰省中の新幹線で、こんな体験をした。
「トイレに行ったら、使用中のサインが出ていたから少し離れた所で待っていたんです。 なかなか出てこないから、ドアの前に行ってみると、女性の苦しそうな声が聞こえてきました」(A子さん)
急病かもしれない! そう思ったA子さんは「大丈夫ですか?」とノックした。すると、トイレの中から女性が素っ気ない声で「あ、大丈夫です」と答えてきた。
しばらくしてトイレから出てきたのは、若い男女のカップル。ふたりはいかにもセックスを終えたばかりの上気した顔をしていた。その様子を見て、A子さんはすべてを察知した。苦しそうな声と思っていたのは、実はあえぎ声だったのだ。
「心配していた私がバカでした。偶然、車掌さんが通ったから、言いつけてやったんです。車掌さんに厳重注意されて、平謝りしているふたりを見て、やっとスッキリしました」(A子さん)
※女性セブン2014年12月18日号