いずれは紅白歌合戦! というわけで「平成の美人演歌歌手」のひとりとして紹介するのが、水田竜子(37)。
「地元の北海道・旭川はカラオケが盛んで、カラオケ大会も頻繁にありましたし、一家に一台はカラオケ機があるんです。そんな環境で育ったので歌は大好きでしたが、決して上手くはなかったんです」
地元のカラオケ教室でこつこつ練習を続け、NHK『のど自慢』のグランドチャンピオンとなる。これをきっかけにレコード会社にスカウトされ、高校を1年で中退して上京した。
「ヒット曲が出るまで15年かかりました。多くの先輩や同期がやめていきましたが、落ち込まず、前向きに一生懸命やるのは得意なので、ここまで続けてこられたのかな」
2月にリリースされた『平戸雨情』では長崎・平戸の数々の名所や風景を織り込んだ恋心を歌う。
◆水田竜子(みずた・りゅうこ):1977年1月4日生まれ。北海道出身。1994年『土佐のおんな節』でデビュー。2007年『紅花の宿』で日本レコード協会「ゴールドシングル」を受賞。新曲『噂の港』が2015年2月4日発売。
撮影■樂満直城
※週刊ポスト2014年12月19日号