11月末のある朝、都内有数の名門私立幼稚園の「2015年度入園手続き」に訪れる保護者の中に、阿部寛(50才)の妻の姿があった。
「この幼稚園は、数々の有名人の子供が在籍し、例年10倍ともいえる超難関なんですが、阿部さんの長女は見事合格したそうです。この日、奥さんは本当に嬉しそうでしたね…」(阿部の知人)
阿部夫妻がこのお受験戦争を勝ち抜くことができたのは、心強い“伴走者”の存在を抜きに語れない。それが篠原涼子(41才)、市村正親(65才)夫妻である。
阿部と篠原といえば、2004年にドラマ『アットホーム・ダッド』(フジテレビ系)で夫婦役を演じた仲で、さらに、市村とも2012年に映画『テルマエ・ロマエ』で共演して以来の親しい間柄だった。
「そんななかで、篠原さん夫妻の長男も3年前に同じ幼稚園を受験していたとあって、阿部さんは篠原さん夫妻にいろいろと相談をしていたんです。当時、篠原さんの長男は残念ながら入園は叶わなかったんですが、夫妻はこの幼稚園の受験ノウハウに非常に詳しくて、この1年間、阿部さんはなにかと2人に電話して、お受験対策を学んだそうです」(前出・阿部の知人)
また、篠原夫妻は単に阿部の指南役にとどまらなかった。彼に助言を与えつつ、自身の子供の“リベンジ”も成功させていたのだ。
「長男が同じ学園の小学校を受験して、見事、合格したんです。篠原さんといえば、7月に市村さんに胃がんが発覚して以降、夫をつきっきりで看病していた人ですよ。その合間に家事と子育てをして、阿部さんの受験相談に乗って、それでいて自分の子供も合格させるなんて、並大抵の努力ではありません。もちろん、子供と一緒にお受験戦争を闘いながら重大病に打ち克った市村さんもすごいし、阿部さんでなくても、この夫婦には頭が下がりますよ…」(篠原の知人)
阿部、篠原、市村──3人のお受験共同戦線は功を成し、見事に“サクラ”が咲いた。
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号