自民党大勝利で終わった総選挙だが、苦戦を強いられていたのが、政治資金疑惑で辞任に追い込まれた小渕優子・前経産相。
ところが、「必ず説明責任を果たして、一から出直します」と反省の言葉は同じでも、自民党が楽勝ムードになると小渕氏の態度は大きく変わった。
公示日の出陣式にはビールケースのお立ち台にパンプスを脱いで登壇し、涙を流して深々と頭を下げて見せたが、選挙戦6日目(7日)になると「もう負けっこない」と自信がついたのか、スニーカーを脱ぐのも忘れて笑顔でお立ち台にあがった。
禊はもう終わったのか。毎日朝8時から夜8時まで地元40か所を回り、ドブ板もすっかり板に付いていた。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2014年12月26日号