芸能

TBS『金スマ』 たかじんさん特集放送直後から視聴率が低迷

 作家・百田尚樹氏の著書『殉愛』を巡って、論争が巻き起こっている。同書は、やしきたかじんさん(享年64)が食道がんと戦った“最期の2年間”の闘病生活を、献身的に看病した妻・さくらさんの証言をもとに描いた作品だ。

 出版当日の11月7日には、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)で特集が組まれ、関東地区で12.6%、関西地区で20.1%の高視聴率を残した。

 しかし、放送直後から同書の内容に疑問の声が噴出。ネット上では、さくらさんの重婚疑惑などの噂が飛び交い、『殉愛』の内容に関して否定的な意見が多数を占めている。実は、その影響が『金スマ』自体にまで飛び火しているという。TBS関係者が明かす。

「『殉愛』の放送以降、視聴率が7.8%、8.5%、8.7%と1ケタに落ち込んでいるんです。これは、異常事態です。『金スマ』は2ケタが当たり前で、TBSの看板番組。回によって上下はありますが、12%くらいは取る。

 3週連続1ケタは、記憶にありません。やはり、『殉愛』を取り上げた回が影響しているのでしょうか。今までも、番組内容について論争になることは何度もありましたが、翌週以降の視聴率には響かなかったのですが……」

 12日の放送では視聴率10.0%と久々に2ケタを記録したが、予断は許さない。ましてや『金スマ』の低迷は、TBS全体に波及する恐れもあるという。

「TBSにとって、金曜夜は唯一数字を稼げる時間帯だった。『爆報!THEフライデー』『ぴったんこカン・カン』、そして『金スマ』と視聴率2ケタが続く文字通りのゴールデンタイムでした。22時台のドラマがうまくハマれば、23時台の『A-Studio』まで2ケタを獲ることもあった。

 それが、『金スマ』が1ケタになると、後番組のドラマにまで影響が出る。実際、『金スマ』が7.8%に終わった日のドラマ『Nのために』は5.8%まで落ち込んでしまった。14年目を迎えた長寿番組ですが、このまま低迷が続くようなら、番組の方向性を変えるなど抜本的な改革が打ち出されるかもしれません」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン