昨年、国民栄誉賞を受賞した“日本プロ野球の象徴”、長嶋茂雄氏が12月22日発売の週刊ポスト(2015年1月1・9日号)で、王貞治氏や川上哲治監督など、V9時代について5ページにわたり、熱弁をふるっている。
病魔に倒れてから10年が経ち、懸命なリハビリで驚異的な快復を見せる長嶋氏は、日本プロ野球史上に輝く金字塔「V9」について回顧。かつて王貞治氏は長嶋氏を「ライバルだという思いはなかった」と、週刊ポストで評したが、長嶋氏はこれに対し「僕もワンちゃんをライバルだと思ってはいませんでした」と、語っている。
あくまでも自らのバッティングに徹し、王氏と自身のタイプの違い、チームに貢献する役割も違う「最高のコンビ」だと評している。
そして長嶋氏は、王氏と自分との練習方法の比較、阪神の小山、村山、江夏、大洋の平松ら、相手チームのエースの攻略法、チームを率いた川上監督の思い出についても言及。さらに天覧試合や、“素手で打席に立った事件”などについても語っている。