無期限活動中止を宣言して丸4年。中森明菜(49)の動向が注目を浴びている。2014年8月にリリースされたベストアルバムは活動休止中ながら25万枚を超える大ヒットを記録。5年4か月ぶりとなる新曲が2015年1月21日に発売されることが明らかになり、同月中にはラブソングを集めたカバーアルバム『歌姫4』も発売される。
明菜の復調情報をいち早く掴んでいたのがNHKだ。2014年末の『紅白歌合戦』は「松たか子の妊娠で『アナ雪』の目玉が頓挫。毎年のように用意されてきたサプライズの出演者がおらず、注目度に欠ける」(芸能関係者)といわれたが、水面下で「明菜の紅白電撃復帰」を仕掛けていた。
まず11月15日放送の音楽番組『SONGS』で明菜特集を組んだ。同番組の平均視聴率は3%前後だが、この回は5.7%を記録した。
「番組の制作統括者はエンターテインメント番組部長で、紅白の出場者選定の責任者でもある。本来は1年後の紅白出演を見越しての話だったが、明菜も番組の好反響を知って前向きになった。サプライズ出演の交渉が重ねられた」(NHK関係者)
※週刊ポスト2015年1月1・9日号