2月開演の舞台、チェーホフの『三人姉妹』のチケットはすでに完売と、宮沢りえ(41)の人気はうなぎ上り。
2014年はまさに躍進の1年だった。東京国際映画祭、報知映画賞と続けて主演女優賞を獲得。受賞作『紙の月』で評判となったひとつは池松壮亮(24)演じる大学生との濡れ場だ。ベッドシーンはもちろん、白シャツのボタンを外し躊躇しながら自ら男に胸を押し当てる場面に、思わず生唾を飲んだ男性も多かった。
深夜のトーク番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系)では着物姿で大人の色香を漂わせながら、下ネタを連発するタモリを上手くあしらうかけあいも評価が高い。
だが、そんな絶好調の中にも悩ましい事情を抱えているという。りえに近い芸能関係者が語る。
「離婚問題が泥沼化しているようなんです。夫は法廷での直接対決も辞さない強硬な姿勢で、4歳の娘の親権をめぐって裁判に発展しそうな状況です」
りえは2009年に元プロサーファーのA氏とデキ婚、翌月に娘を出産したが、2012年5月に離婚協議中であることを発表している。だが、それから2年半が過ぎた今も離婚は成立していない。
「りえ側は親権を得る形で早期決着を図り、A氏も同意すると見られていた。ところが、あるときからA氏は“親権は譲らない”と態度を硬化させたそうです」(同前)
りえ夫妻をよく知る人物によると、A氏の心変わりは2013年10月に報じられた若手俳優との「自宅お泊まり」が理由ではないかという。
「過去、りえさんがスキャンダルにコメントを出したことはほとんどないが、この若手俳優とのお泊まり報道の時は不倫疑惑が掲載される雑誌の発売前にスポーツ紙全社にFAXで否定コメントを送った。継続中の離婚協議に悪い影響を及ぼすと考えたのではないでしょうか。そうした様子を目の当たりにしたAさんが“簡単に離婚に応じたくない”と思ったとしても不思議ではありません」
A氏との確執は思わぬとところに飛び火した。
「離婚話が原因で、夫婦共通の友人でもあった大竹しのぶさんと対立してしまったそうです。もともと大竹さんとりえさんは舞台で共演したこともある飲み仲間で、A氏も同席することがあった。そのうち大竹さんはA氏をすごく気に入ってA氏に肩入れするようになったそうです。
2人の離婚話以来、大竹さんがりえさんを飲み会に呼ぶことは一切なくなってしまった。舞台女優の大御所ですから、舞台に活躍の場を広げるりえさんとすれば、先輩であり良きライバルとなるはずの存在なのですが」(別の芸能関係者)
※週刊ポスト2015年1月1・9日号