NHKの朝ドラ『マッサン』では日本人に嫁いだ外国人妻の苦労が描かれているが、一方で外国人と結婚した日本人女性の大変さもある。
東日本大震災を機にハワイに渡り、マッサージスクールに通っていた美由紀・アヒナさん(仮名、26才)は、現地で知り合ったトーマスさん(仮名、29才)と結婚。ハワイでの生活は2年目に入る。
「日本では電車のつり革もつかめないプチ潔癖症だったのですが、ハワイの人は日本人ほど清潔ということに気を使わないということが結婚してからわかりました」(美由紀さん)
バスマットとバスタオルは同じものを使う。犬の食器と人間の食器は同じ。風呂代わりに海に入る。夜から置きっぱなしにしていたコップの水を飲む。
「『こんなところに住めない!』と訴え、本気で家出も考えました。夫から返ってきたのは『死なないから大丈夫』の一言。結婚前に初対面でいきなり彼の誕生日パーティーに招待してくれたり、友達の分までデザートをごちそうしてくれたりする気前の良さと、何事も適当な大雑把さは紙一重なんですよね」(美由紀さん)
※女性セブン2015年1月8・15日号