CA(キャビン・アテンダント)が高給取りというイメージは、もはや昔の話。それでも社外でバイトをするケースは稀だ。会社に知られれば本業を失いかねない。
そこで彼女たちは秘密を共有できる社内で“客”を探すことが多いという。とくに同じ飛行機に乗り込むパイロットは彼女たちの“上客”になりやすい。
若手CA・A子(30)がいう。
「年収1500万~2000万円もあるパイロットはおカネに余裕があるのに出会いがない。フライトの前はお酒が飲めないし、風邪薬も飲めないから体調管理のために規則正しい生活をしなきゃいけない。試験も多いし、実際には合コンなんて行ってる暇もないんです。だから彼らが遊ぶ相手はCAぐらい。CAにとっても彼らが一番安全なバイト相手。つまり、需要と供給が一致してるってことですかね」
そうした状況を会社側も知らないわけではない。国内大手航空会社の人事関係者の話だ。
「CAとパイロットの交際や浮気、ステイ先での情事などが多数報告されており、問題視されています。特にステイ先でパイロットを誘惑するCAを『ピンクCA』と呼び、彼女たちの名前をリスト化した『ピンクファイル』も作成されています。今やネットの掲示板にCAの性生活が暴露されるケースもある。会社として、彼女たちの業務外の行動にも注意しなくてはいけなくなった。
フライト前に“あの子はピンクちゃんだから、気をつけてください”とキャプテンに忠告するケースも実際にあります」
※週刊ポスト2014年12月26日号