ベーブ・ルース以来96年ぶりの偉業となった10勝・10本塁打を達成し、高卒3年目で年俸1億円に達した大谷翔平(日本ハム)の勢いは来季も続きそうだ。大谷はオフ返上で肉体改造に着手。94キロの体重を100キロまで増量し、スタミナと筋肉をつけようとしている。
「2014年シーズンの終盤には明らかに疲れが出ていた。肉体改造するのは160キロを常時出し、打球の飛距離を伸ばすためです」(日本ハム担当記者)
パ・リーグはともにクライマックスシリーズ(CS)を戦ったソフトバンクが松坂大輔(前メッツ)を獲得したほか、オリックスが中島裕之(前アスレチックス)と小谷野栄一(前日本ハム)を補強した。
来季は順位争いが激しくなるのは必至で、大谷の存在は日本ハムにとってさらに重要なものとなる。すでにエース兼主軸打者としての自覚が現われている。
※週刊ポスト2015年1月1・9日号