韓国だけでなく、世界中の注目の的となっているナッツリターン騒動。大韓航空前副社長のチェ・ヒョナ氏(40才)の横暴な態度が話題となっているが、問題の根本は韓国財閥一族の非常識な感覚にあるという。ヒョナ氏の弟であるウォンテ氏(38才)は現在大韓航空の副社長だが、彼も過去に大事件を起こしている“いわくつき”の人物だ。
2005年、彼が高級外車でソウル市内をドライブ中、ある老女が、彼のスピード超過や割り込みなどの危険運転を注意したときのことだった。
「激怒したウォンテさんは、すぐさま車を降り、“うるせぇ!”と怒鳴りながら、老女の胸を突き飛ばしたんです。彼女は車道に頭を打ちつけ、入院するけがを負い、ウォンテさんは書類送検されました」(韓国の全国紙記者)
ちなみに、彼は2000年にも、交通違反を取り締まろうとした警察官をひき逃げして、立件された過去を持つ。
さらに、妹のヒョンミン氏(31才、大韓航空役員)も、過去にテレビで「天下りですがなにか?」と発言して炎上したり、ツイッター上で大韓航空の客室乗務員の制服に文句をつけた人間を特定し、名誉棄損で告訴するなど、姉同様に過激である。
12月19日、彼らの父、ヤンホ会長は、「子供の教育を間違えた」と報道陣の前で殊勝に謝罪したが、こんな3きょうだいが全員、いともたやすく会社の要職についてしまう財閥一族の闇が今、改めてクローズアップされている。
※女性セブン2015年1月8・15日号