父は歌舞伎俳優・坂東三津五郎(58才)、母は元宝塚の男役スター・寿ひずる(60才)という芸能界屈指のサラブレッドとして生まれた女優・守田菜生(なお・30才)。5才下の弟には坂東巳之助(25才)がいる。
有名人の子供として生まれてよかったことは、父の仕事ぶりを幼い頃から間近で見られたことだったという。菜生は言う。
「父の楽屋に入れてもらって準備から見させてもらいました。若い頃の父は本番前ピリピリしていて話しかけられなかった。子供だからうろちょろ走り回っていたと思われるかもしれませんが、じっと正座して座っていました。舞台に臨む父は格好よくて、尊敬しています。家ではぐうたらですけどね。また、そうしたこともあって小さい頃から礼儀作法が身についていたと思います」
父親の人脈の広さも「ありがたい」と感じることのひとつだ。
「父と仲がよかった勘三郎さんは私をとてもかわいがってくれました。女優デビューの時は、『(デビューを)知っているよ、がんばれよ』と応援してくださり、きちんと見守ってくれていたことが本当にありがたかった」
今は女優として大成することが目標だ。2014年12月の舞台では、老母の役に挑戦した。
「演技のアドバイスは父からもらいます。そういうときは、敬語で話しています。普段はタメ口なんですけどね(笑い)。結構、厳しいことを言われるときもあるので日々勉強です。そういうアドバイスがもらえるのも有名人の娘だからです。感謝しています」
※女性セブン2015年1月8・15日号