国内

宗教本置く書店 「店員に信者いるのか」とクレームつけられる

『人間革命』シリーズ(池田大作著、聖教新聞社)や、話題の人物が取り上げられている「公開霊言」シリーズ(大川隆法著、幸福の科学出版)など、常にベストセラーとなる宗教本は数多い。

 主に信者がまとめ買いをするため、書店にとってはありがたい本となっているが、その実態について3人の書店員が明かす。

●座談会参加者
Aさん/大手チェーン店ビジネス街の店舗勤務(女性)
Bさん/大手チェーン店本部担当(男性)
Cさん/中堅チェーン店郊外スーパー内店舗勤務(男性)

 * * *
Aさん:信者の購入者はランキング入りを狙っているわけよね。

Bさん:むこうさんも、そのチェーン店や店舗でどれくらい1週間に買えばランキングに入るかは、わかってるから。

Cさん:私もお店で、「店員に信者がいるから、置いてるのか!」ってクレームつけられたことがあります。

Bさん:一般のかたが思っているより「普通の出版社」なんだよね。というか、こちらは一出版社として接している。

Cさん:ときどき、「セミナー系の勧誘とか、あるんじゃないの?」と聞かれるけど、それはありませんよね。

Bさん:ない。

Aさん:版元からは、まずないね。取次が扱っている通常の書籍だから、ごく普通の出版社の営業さんと同じ。

 ある新宗教系で本を購入された方の手相を見るというイベントは見たことあるけれど、にぎやかしで、その場で勧誘とかはなかったよ。

Bさん:本音を言えば、宗教本に限らず、書店員としては「自分がいいと思った本」を売りたいわけだけれど、売り上げも大事なので……。

Cさん:僕はわり切ってます。売れる本がいい本です!

※SAPIO2015年1月号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン