12月31日に迫っている年末ジャンボ宝くじの抽せん。誰もが高額当選を夢見るのだが、中には1人で何度も当せんしている人もいるという。
岐阜県に住む上坂元祐さんは、宝くじで総額5億円以上を手にした。1984年から買い始めて、1987年に10万円と20万円、1988年と1989年にはそれぞれ100万円が的中。そして、1994年にはとうとう1等6000万円が当たったのだ。
まだまだ当たりは続く。1995年のサマージャンボでラッキー賞の200万円、さらにロトなどで10万円、100万円を出し、ついに2001年、初の億当せんとなるロト6の1等2億円を射止めた。その後も当せんは続き、最近でも、2013年2月のロト6で2等約1700万円が当せんするなど、これまでの当せん回数は100万円を超える当せんに限っても15回以上で、総額5億円にのぼる。
何十枚と宝くじを購入し、多くのお金をつぎ込んでも当たらない人がいる一方で、上坂さんは当せんの連続。ここまでくると、単に“運がいいだけ”とは思えないのだが、その当せんの秘訣を、上坂さんはこう語る。
「お金は生き物ですから、くしゃくしゃに折り曲げたり水で洗ったりしてはいけませんし、財布には必ず向きを揃えて入れます。宝くじも同様で、買った後は袋から出して呼吸できるようにして、暗く静かな場所で大切に保管するといいですよ」
神様、仏様にも頼る。
「宝くじの神様に“こいつに宝くじを当ててやろう”と選んでもらわなきゃいけない。そのためには、やっぱり神様、仏様に好かれなくちゃいけないんです。だから私は、毎朝起きたら太陽を拝んでいますし、そのあと仏壇にもご挨拶して、実家のお墓参りにも年2回欠かさず行っています」
人に好かれなくては、神様、仏様にも好かれない、という思いから、決して嘘をついたり、また誰かを馬鹿にしたりせず、常に感謝の心を忘れないようにしているという。
さらに上坂さんは、6000万円が当たってから自分なりに風水を猛勉強。生年月日から運命数を割り出し、姓名判断で画数による後天運を調べ、さらに運命学、方位学、数理学、家相、手相、九星術、血液型占いなどに関する本を片っ端から読み漁った。
「西側の窓に黄色いカーテンを掛けるとか、金色の招き猫を置くとか、そんな誰にでもできる開運術をとにかくたくさん試したんです。人が集まる売り場がいいと聞けば、大きな駅の近くにある売り場で買いましたし、笑顔が運を引き寄せるとあれば、窓口で素敵な笑顔を振りまく販売員のかたを探して購入しました」
そんな上坂さんがたどり着いたおすすめの買い方が、宝くじの番号に“偶然の数字”を組み込んだものだ。
「宝くじは連番10枚とバラ20枚の計30枚を。ロトでもあんまりたくさん一度に買ったりはしないんです。その上で、宝くじの番号やロトで選ぶ数字に、例えばその日家を出た時間とか、あるいは信号待ちをしているときにぱっと目に入ってきた車のナンバーとかが含まれているものを選ぶんです。そういった“たまたま出合った数字”と自分の運命数などを絡めて購入すると、当せんしました」
※女性セブン2015年1月8・15日号