長身でイケメン、常にレディーファーストで、耳元で「I Love You」とささやいてくれる。外国人男性との国際結婚と聞いて、そんなイメージを抱く女性は少なくないのでは。実際にそんな憧れからか国際結婚をするカップルも増えている。2013年には、国際結婚の件数は2万1488件にものぼる。その中で、妻が日本人の割合は28.1%だ。
しかし、現実は親や親戚の反対にあったり、価値観がまったく違っていたりと超えなければいけないハードルはたくさんあるよう。そんな結婚の大変さについて、日本人妻のリアルな声を聞いた。
フランス人の夫とともにパリに住む鈴木信子さん(仮名、31才)は最近、夫の毎日を見てやきもきしている。
「失業して1年経つのに職を探そうとしないんです」(信子さん)
2013年、彼が勤めていた会社が新規事業に失敗して倒産。夫は失業したが、フランスは社会保障が充実しており、失業手当で日本円に換算して月に13万円ほどもらえるのだという。
「失業手当がもらえるのをいいことに何もしようとしない。フランス人はマザコンが多いのですが、夫も毎日母親と長電話をしたり、片道2時間くらいかけて会いに行ったり。向こうの親も息子かわいさに何も言わない。この先、ビストロに勤める私のお給料だけでは暮らしていけないし、離婚するか真剣に悩んでます」(信子さん)
※女性セブン2015年1月8・15日号