テレビ番組で活躍する女子アナたち。ひと口に、女子アナと言ってもさまざまなタイプがいる。
「40代をすぎてなお第一線で活躍する人」「仕事ではパッとしなかったのにセレブ婚を決めた人」「鳴り物入りでフリーになったのにスキャンダルやトラブルが発覚し、仕事が激減した人」
悲喜こもごもの女子アナ人生。すごろくでいえば「あがり(ゴール)」にいちばん近い「人生上々組」は誰なのか。
「女子アナの評価は、愛とお金のバランスで決まります」と言う芸能ライターの仁科友里さんに、「上々組」女子アナを挙げてもらい、彼女たちについて解説してもらった。
まずは2015年に推定年俸4億円で日本球界に復帰する松坂大輔投手(34才)の妻として知られる柴田倫世アナ(40才)。日本テレビの局アナ時代にはスポーツ取材が多く、仕事を通して知り合った当時弱冠二十才の松坂投手を射止めて、2004年にゴールインした。結婚と同時に退社して、フリーに。松坂投手のメジャーリーグ時代にはアメリカに渡って支え続けた。
「天文学的な年収(ボストン・レッドソックスとの契約は6年で5200万ドル〈約61億円〉)は女性の憧れです。メジャーリーガーの妻ということで、イチロー選手の奥さんで元TBSアナウンサーの福島弓子さんと比べられていましたが、福島さんがほとんど表に出てこない一方、柴田さんはエッセイ本を出すなど仕事を続けています。
また、3人の子供のためにアメリカに残り、別居生活という報道があります。“旦那に尽くすだけ”ではない、今まであまりいないタイプの妻であるところが評価が高い」(仁科さん、以下「」内同)
ただし、もし単身赴任の松坂投手に浮気騒動でもあれば、一気に「ふりだし」に戻ることもありそう。
次は中村江里子アナ(45才)。フジテレビの局アナ時代は、バラエティー番組に出ているイメージが強かった彼女は、1999年に退社後、フランス人実業家と結婚してパリ在住のセレブへとのぼり詰めた。
「ご主人は愛情表現が豊富で“1分姿が見えないと江里子、江里子って姿を探す”そうです。加えて、フランス人セレブ男性との結婚は多くの日本女性の夢。上がり直前といえます」
同じように結婚で勝ち組になった女子アナが永井美奈子アナ(49才)。局アナ時代はアイドル顔負けの人気でCDをリリースするなど熱狂的なファンがいたが、フリー転身後(1996年)、次第にその人気に陰りが出始めたという声がささやかれるようになった。だが、劣勢な彼女に奇跡は起きる。
2001年にサイバードホールディングス社長と玉の輿婚をして、セレブの仲間入りを果たしたのだ。「一気に6マス進む」といったところ。
続いて独身の上々組。オーバー40ながら、ぐいぐいコマを進めているのはNHKの有働由美子アナ(45才)。『あさイチ』のぶっちゃけトークですっかり朝の顔となり、紅白歌合戦の総合司会を3年連続で務める。
「独身をネタにいじられるという、女芸人の技を女子アナ界に持ち込んだ第一人者。モテモテでない“抜け感”をうまく利用し、老若男女から好感度を稼いでいます。年齢を重ねても女子アナとして活躍できる女性は珍しい」
“脇汗”もなんのそので、3コマ進む!
そしてもうひとり。プライベート写真が写真週刊誌『FLASH』に掲載され、日本テレビを自主退職に追い込まれてから見事に這い上がってきた夏目三久アナ(30才)だ。
バラエティー番組『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で、クールな進行役を務め、さらに古巣の日本テレビで『真相報道バンキシャ!』のメーンキャスターになり、返り咲いた。「もう1回サイコロをふる」の連発でがんがんコマを進めている。
※女性セブン2015年1月8・15日号