「この年になって、僕は”若大将”になるために生まれてきたんだなぁって思うんです。そして、いつまでも挑戦し続ける”若大将”でいたいって」
加山雄三、77歳。1960年代、「世界に追いつけ、追い越せ」と日本が一丸となっていたあの時代に、船を走らせ、エレキギターを鳴らし、雪山をスキーで滑降する颯爽とした姿は、「こんなカッコいい日本人がいたんだ」と男たちの憧れだった。そしてデビュー55周年を迎える今なお、次々に新境地を開き、永遠の「若大将」であり続ける。
その情熱と若さの源泉について、加山が1月5日発売の週刊ポスト(1月16・23日号)で語っている。
「僕はね、まったく無理はしないんです。何事も余裕をもってやるのが僕流なんです。無理をしたって結果が出るとは限らないですから……」
加山はロックへの思い、ゲーム『バイオハザード』等多彩な趣味に加え、大借金を抱えたどん底の時代まで、縦横無尽に振り返っている。