女性にとっての宿命。それはバストの大きさである。ハリがあって豊かなバストにいかに憧れようとも、「どうせおっぱいの大きさなんて遺伝でしょ」「自分の力では変えられないもの」と思っている方も多いだろう。だが、実はそのバストが、マッサージ次第で変わる……としたらどうだろうか。
先日『おっぱい番長の「乳トレ」』(講談社)を上梓した、「おっぱい番長」こと経絡整体師の朝井麗華氏。同書では、これまで「整形以外には不可能」と思われてきたバストを豊かにするための秘術が、多数紹介されている。そこで、著者の朝井氏に、「乳トレ」が生まれた経緯や、気になるトレーニングの中身について直撃した。
そもそも、この「乳トレ」が生まれた経緯とは?
「もともと私はバストの専門家ではないんですが、私がおこなう施術は、推拿(すいな)と呼ばれる中医学の整体の一種をもとにしています。この施術をお客様におこなっていくうちに、『バストに張りが出てふわふわになった』『バストが大きくなっているような気がする』という声を頂くことが増えたんです。また、私自身、バストマッサージを経て、かなりバストの大きさが変わってきたんですね」(朝井氏、以下「」内同)
ちなみに、この「乳トレ」を通じて、朝井氏のバストは「Cカップ→Eカップ」へと劇的に変化。さらに、客や友人の間でもバストカップが急激にアップする人が続出したとのこと。
「基本的には、『マッサージで胸を大きくする』というよりは、『筋肉をほぐすことで、胸の本来のハリや形を取り戻す』というイメージです。たとえば、猫背がちな人やデスクワークが多くて筋肉が凝り固まっている人の場合、胸を支えている筋肉である大胸筋がこわばってしまい、肋骨にへばりついてしまっているんです。この筋肉を指でほぐし、柔らかくする。すると、これまで大胸筋のこわばりによって固まり弾力を失っていたバストがふわふわになり、血流がよくなってバスト自体もハリを取り戻すんですね」
「自分は全然胸がないから、筋肉を鍛えたって無理」だと思い込んでいる人もいるかもしれないが、乳トレの結果、胸の位置が上がり、AカップからBカップへと変貌を遂げたというようにサイズアップした人もいるらしい。
なお、同書では大胸筋をほぐし、ふわふわバストを実現する乳トレや、おっぱいの取り扱い方だけでなく、「貧弱ボディに見える『削げおっぱい』」「現役感がなくなる『垂れおっぱい』」「日本人に多い『離れおっぱい』」などの悩み別の解決法。さらには、「おっぱいの大きさをキープする正しいブラの付け方」などまで解説されている。
記者(推定Cカップ)も朝井氏の施術を受け、後日女友達と銭湯に行ったところ、「アンタ、Eカップぐらいになった?」と言われた。確かにブラジャーが施術後はキツくなっていたので、大きくなっていたのは実感できたのである。