人間誰しも過去の思い出を美化したくなるもの。でも、嘘をついてまで美化するのはまた別の話。神奈川県に住む不動産業の男性Kさん(45才)の奥様は、自分の過去について、かなりオーバーな美化をしているという。
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10代のころは絶世の美少女で、道を歩けば振り返らない人はいなかったと言い張る妻(46才)。
しかしオレと出会ったのは20代の前半だけど、当時はすでにぽっちゃり体形。鼻も丸くて目も腫れぼったかったんだよな。たった数年で人が、絶世の美少女からそんなちんちくりんになるか?
「証拠を見せろ。写真、あるだろ?」と言うと、「私のファンの男の子たちに、あげちゃったからない」だって。そこまで言うなら、もしかしたら少しくらいはキレイだったのかもな…と思うじゃないか。
それに、街でちょっとキレイな女の子を見つけると、「惜しいなぁ。脚太すぎ」などと、思いっきり上から目線。そして、「あなたは知らないだろうけど、私の高校時代はあんなもんじゃなかったのよ~」と必ず。
髪がキレイな女の子を見ると、「私の10代のころの髪質にそっくり! 天使の輪ができるくらい、美しくてハリのある髪だったのよ」と言わずにいられない。
でもさ、妻の美女話はやっぱりガセだった、という出来事が先日。一緒に買い物をしているとき、前から目を離せなくなるくらいキレイな外人さんが歩いてきたんだよ。思わず妻の顔を見たら、「わ、私だって10代は青い目をしていたんだから」ときた。あのな~! 冗談は顔だけにしろって。
※女性セブン2015年1月29日号