日本には1万近くの駅があり、それらの駅名は地域の歴史・地理・文化に根ざしてつけられている。旅行や出張で初めての地を訪れた際、駅名が掲げられた看板を見て「これ、なんて読むんだろう?」と首を傾げた人は少なくないだろう。関東地方からピックアップした難読&珍読駅名の中から、あなたはいくつ読める?
(1)「大谷向」(栃木県日光市)
(2)「神戸」(群馬県みどり市)
(3)「高麗」(埼玉県日高市)
(4)「古里」(東京都奥多摩町)
(5)「東浪見」(千葉県一宮町)
答えは下に。
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(1)「大谷向=だいやむこう」
今市宿(下野国の宿場町)から見て、鬼怒川支流の大谷川の向こうにあることから。
(2)「神戸=ごうど」
神土駅として開設された。神社領であったことを示すなど諸説あり。1989年に改名した。
(3)「高麗=こま」
7~8世紀に高句麗から人が移り住んだことにちなむ。周辺の高麗神社や高麗川も「こま」と読む。
(4)「古里=こり」
「ふるさと」ではない。青梅の御岳山に登る際に滝で身を清めることを指す垢離(こり)に由来。
(5)「東浪見=とらみ」
近くの軍荼利山(ぐんだりさん)にある天台宗・東浪見寺に由来。「泥海(どろうみ)」が訛ったか。
※週刊ポスト2015年1月30日号