視聴率低迷にあえぐフジテレビが、長く夕方ニュースの顔だった安藤優子キャスター(56)の昼のワイドショー番組転身に期待している。フジのベテラン社員を取材すると、「今度こそ打倒『ミヤネ屋』だ」と鼻息は荒い。『知りたがり!』(2012年4月~2013年3月)、『アゲるテレビ』(2013年4~9月)と立て続けに新番組で対抗したがまったく歯が立たなかったからだ。しかし期待する上層部に対し、「現場の声」は異なる。
「そもそも夕方の『スーパーニュース』ですら日テレ、テレ朝に次ぐ3位の日が多い。もう安藤さんの神通力は通用しない。数年前から安藤さんの契約は年契約より短い短期の契約になっていて、降板説も根強かった。実績のある『ミヤネ屋』に勝てるとは思えない」(情報番組系スタッフ)
さらにはこんな見方も出ている。
「情報制作局の局長であるAさんは安藤さんの夫。Aさんは再婚だったことから“安藤さんの略奪婚”といわれていました。それもあって“夫の威光でリストラを免れただけ”と陰口が囁かれています。『スーパーニュース』は伸び盛りの椿原慶子アナ(29)と人気の生野陽子アナ(30)で十分やっていける。局は着々と“安藤キャスター抜き”の『スーパーニュース』の準備をしてきたんです。
勝ち目のないワイドショー枠に飛ばされたのは、ここでダメなら安藤さんに引導を渡すということかもしれない」(編成畑の社員)
若手社員たちの意見は辛辣なものが多い。果たして本人はどう感じているのだろうか。
※週刊ポスト2015年1月30日号